1年間セミナーを開催し続けてわかった大切なこと。
台風が去り、涼しく和やかな曇り空です。
もうすぐ晴れ渡るのかなと思うとワクワクしています。
何を隠そう、今日は月曜日。
そう!お休み!
先週いっぱいの締めの仕事はセミナーでした。
昨年の11月に立ち上げたクローズドの経済セミナーです。
1回2時間、月に2〜4回やり続けて来月で丸1年になります。
40回くらいになるでしょうか?
80時間を壇上で過ごし、250時間程度を準備に費やしました。
やり始めた当初と今とではいろんなことが変わりました。
やっぱり何事も最初はみんな初心者です。
僕も例外ではなく、結構大きな失敗もしました。
それでも、めげずに、めんどくさがらずに、常に全力でやり続けた結果、得られたものがすごく大きかったので今日はそれをご紹介しようと思います。
一番最初のセミナーはめっちゃ失敗しました。
【自己紹介が雑】
【休憩のタイミングがまぬけ】
【自分の言葉で喋る】
【参加費安すぎる】
【領収証がない】
【椅子が近い】
【展開がつまらない】
【参加者リストが見にくい】
ざっと思いつくだけでもこんだけあります。
紆余曲折1年間黒字セミナーを運営し続けた今、この失敗は一言で防ぐことができます。
「セミナーは参加者の理解度・成長度が全て」
どんだけかっこいい演出をしようが、立派な会場使おうが、詳しく説明しようが、有名人だろうが、何をしようが。
参加した人が理解して、成長して、何かを得なければ、意味がありません。
それを踏まえて失敗を見てみると。
【自己紹介が雑】
まず講師が何者かが伝わってなければ、よほどの話力がない限り聞く気にもなれません。
【休憩のタイミングがまぬけ】
人間の集中力には限界がありますので休憩は必須でした。
また、内容の展開によっては休憩を挟んだ方が理解が深まる場面もあったように思います。
【自分の言葉で喋る】
自分の言葉で喋ったら伝わりません。相手の言葉で喋るべきでした。
アメリカの方に英語で話すように、相手がわかる言葉選びがとても大切だったと思います。
【参加費安すぎる】
まず最初のセミナーは会場満席にもかかわらず赤字でした。これはおかしいです!笑
また、確実に言えることがひとつあります。払ったお金と聞く姿勢は比例します。
安すぎるセミナーは参加者の頭に何の痕跡も残さない可能性すらあります。
【領収証がない】
不親切というのもありますが、参加したという証が何も残らないというのは思い出される可能性が少なく、記憶の定着率が悪いので良くなかったです。
【椅子が近い】
すぐ隣に他人が座っていたら集中できません。セミナーの理解度が落ちてしまいます。
【展開がつまらない】
寝ます。
【参加者リストが見にくい】
受付がスムーズに出来ないセミナーは、その時点で期待度ががた落ちします。
わかってしまえば簡単に改善できることばかりですが、この失敗が見えるまでが長かったです。
今でも少しずつ改善を続け、より参加しやすい環境を作っていきたいと思います。
ここから先は、やり続けて初めて気づいたことです。
・僕が経済に詳しいかどうかは全く関係なくて、参加した人が詳しくなれることが最も大切なこと。
・セミナーの準備は自分が勉強することではなくて、どうしたら皆が勉強できるかを考えること。
・自分でやるのと、人に教えるのは全く別の才能なので、できるからといって教えられるわけではない。
・自分の実力や知識をひけらかすセミナーになりがちですが、これは引かれます。「すごいですね!」は言われてはダメなワード。
そして、集客に関して痛感したことなんですが、これはなんの業界でも等しくそうみたいです。
「集客は内容の良し悪しとは全く別物」
どれだけいい内容を作って、自他共に認める最高傑作だったとしても、人は集まりません。
なぜなら、参加する方はまだそれを見たことがないからです。
でも、ほとんどの方は見たことがないから参加するんです。
全く同じ映画を映画館で2回以上みることはなかなかないですよね。
みたことがないからみたいんですが、みたことがないからいい内容かどうかなんてわからない。
つまり、内容と集客はそれほど大きな関係にないということです。
じゃあ何をすると良いかというと、2通りあります。
・いい内容だとわかってもらうために見せちゃう。
・見せずにいい内容だと伝えちゃう。
このどちらかですが、見せちゃった方が早いです。
ネタバレ作戦ですが、有名どころでいうと西野亮廣さんがやってます。
「えんとつ町のプペル」という絵本をネットで無料公開してますし、初動は個展で絵本に使われている絵を無料公開していました。
結果大ベストセラーです。
そのあたりの広告戦略なんかは最新書籍で書いてくれてます。今大変人気のビジネス書ですね。
無料公開なんてしたら売れないんじゃない!?って思う方は革命のファンファーレを読んでみると良いですね。
さて、もう一つの「見せずにいい内容だと伝えちゃう」なんですが、これはプロがいます。
コピーライターと言われる人だったり、広告デザイナーと言われる人たちです。
コピーライターのコピーというのは「商品を宣伝するための文章」のことです。
つまり宣伝文句を考える人ということですね!
広告デザインも出来て、コピーライティングも出来れば、ネットやSNSを使ってなんでも売れちゃうというそんな特殊技術です。
この方々が主に学ぶのは、文章の書き方やデザインや色彩ではなく、それに紐づく心理学です。
プロフェッショナルになるのは大変ですが、興味のある方はちらっと読んでみると面白いです。
プロのコピーライターの方も机に置いてあるという書籍のようです。
さて、だいぶ脱線したようにもみえますが、実はこれらもセミナーをやり続けてわかったことでした。
10名から60名を毎週集客し続けるという苦行の中、大きく力になってくれた知識です。
「いい内容を作って、しっかり宣伝したら、人は集まるべ!」
そんな甘っちょろいあの頃の自分・・・ドンマイ・・・(苦笑
本当に一つのヒットを作るのにどれだけ複雑な工程があると知ったことか。
今日書いたのは表向きの部分ですが、裏の部分ではやっぱりマーケティングが動きます。
大きい・小さい、企業・個人、製品・サービス、そんなのは関係なく、お金をいただこうと思ったら確実にマーケティングが存在します。
「できることをやる」という視点ではなく「求められているものをやる」という視点です。
自分がどのマーケットにアプローチできるのか。
そのマーケットのコアニーズは何か。何が求められているのか。
自分がそこで提供できる価値は何なのか。
そこのマーケットで受け入れられている宣伝手法はなんなのか。
どんな言葉に反応し、どんな写真に反応するのか。
全部リサーチした上でセミナーも構築し、宣伝すれば大抵続けられると思います。
どんなセミナーがあったら嬉しい?
どんなこと知りたい?
どんな美容室があったら嬉しい?
これからも慢心せず、求められているものを提供できる人でありたいなと思います。
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